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2014年4月15日 (火)

ウクライナ情勢をみて北朝鮮問題を考える

■北朝鮮(朝鮮人民民主主義共和国)はどうなるか

北朝鮮については、遅かれ早かれ、「金王朝」が崩壊することは間違いないでしょう。今のような野蛮な独裁体制が現代にて継続可能とは到底思えません。

その独裁体制が崩壊するときに内乱が発生する可能性があります。また、可能性は低いとはいえ、北朝鮮が断末魔の瀬戸際で突発的に韓国に戦争をしかけることもあり得ないとは言えません。(窮鼠猫を噛む)。

そうなれば、北朝鮮と米韓との間での戦争になってしまいます。日本も、後方支援とかで、それに巻き込まれかねません(北朝鮮の特攻隊が日本の原発を急襲することは十分に考えられます。)。

そうなれば、北朝鮮の攻撃(原爆含む)による日韓の犠牲者が大量にでるでしょう。そして、北朝鮮が原爆を使用すれば、米国は報復で平壌に核攻撃をするでしょう。もし米国が報復核攻撃をしないと、核の傘(抑止力)理論が崩壊し、将来の米国と同盟国への核攻撃の抑止が効かなくなります。ですから米国の核兵器による反撃は必至です。結局、北朝鮮には勝ち目がない。(だから北朝鮮は普通は自分から戦争をしないはず、だが・・・、大日本帝国のような独裁国家は、客観的にみれば勝ち目のない戦に突入した例があるからねえ)

他方で、中国は、親米の韓国が朝鮮半島を統一して、中国と国境を接することを決して許しません。ちょうど今のウクライナでのロシアの立場と中国の立場は一緒になります

そうである以上、中国は、北朝鮮に軍事介入して、親中派の新北朝鮮政権をつくる可能性が十分にあります(もっと想像をゆたかにすると、金政権崩壊前に中国が介入して、親中・新北朝鮮政権をつくることもありえる。例の№2の帳氏が粛正されたのは、それを嫌った金政権が親中国派の芽を根絶やしにしたのかもしれない)。北朝鮮と米韓との戦争に中国が軍事介入したら、中朝VS米韓+日の、それこそ第2次朝鮮戦争になってしまいます。

■この悲惨な事態を回避するにはどうしたらよいのか

米韓日は、武力によって北朝鮮攻撃しないことを確約して、北朝鮮に核兵器を放棄させる。代わりに日米韓は北朝鮮に経済支援をする。なお、日本との拉致問題は、国交正常化して日朝合同調査委員会をもうけて全拉致被害者を再度調査することで解決する。

その上で、国連人権機関の監視の下、外国の情報や物資が北朝鮮の人々に届くようになれば、北朝鮮独裁政権は自壊していくでしょう。

遅かれ早かれ、北朝鮮も少しは民主化された体制に移行し、その新北朝鮮と韓国が統一朝鮮の連合国家を構成することになる(その経済効果は新たな成長国が登場する)。この北側の国家は中国と米国との間の緩衝地帯となるので中国もこれを歓迎するでしょう。

真の朝鮮統一国家は、この連合国家形成の後の課題となるのではないでしょうか。平和的に「民族分断」という朝鮮の悲劇が解消すれば良いのにと思います。

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