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2011年3月29日 (火)

原発震災 すべて想定されていた

■毎日新聞
2011年3月29日の毎日新聞のコラム「発信箱」福岡賢正記者が、今回の震災・津波による原発事故は、神戸大学の石橋克彦教授の1997年10月の論文で予測され警告されていたことを報じています。

岩波書店の雑誌「科学」の97年10月号に載った論文「原発震災~破滅を避けるために」

「最大の水位上昇がおこっても敷地の地盤高(海抜6m以上)を越えることはないというが、16005年倒壊・南海巨大津波地震のような断層運動が併発すれば、それを超える大津波もありうる」

「外部伝電源が止まり、ディーゼル発電機が動かず、バッテリーも機能しないというような事態がおこりかねない。」

「炉心溶融が生ずる恐れが強い。そうなるとさらに水蒸気爆発や水素爆発がおこって格納容器や原子炉建屋が破壊される」

「4基すべてで同時に事故をおこすこともありうるし、(中略)、爆発事故が使用済み燃料プールに波及すれば、ジルコニウム火災などを通じて放出放射能がいっそう莫大になるという推測もある」

まさに、今の事態を14年前に全て予測しています。

石橋教授は、国会でも公聴会でも、「地震大国日本は原子力からの脱却に向けて努力を」と警告を発していたとのことです。

■石橋教授のHPで詳しく紹介されています。

http://historical.seismology.jp/ishibashi/opinion/2011touhoku.html


■次の川柳が朝日新聞い出されていたと思います。

事前には、杞憂と嗤い 事後には、想定外と言う   ー原子力専門家

ちなみに、石橋克彦氏は、岩波新書から「大地動産の時代」(1994年発行)を出されており、この本では、日本が新たな大地震活動期に入ることを強調されています。この本の著者略歴を見ると次のとおり。

1994年生まれ
1968年東京大学理学部地球物理学科卒業
1973年東京大学大学院理学系研究科博士課程修了
(1994年当時)建設省建築研究所国際地震工学部応用地震学室長

(現在 神戸大学教授)

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