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2011年3月17日 (木)

原発クライシスと情報

■論点がどんどん移っていく=情報操作?

テレビでは昨日までは、福島第一原子力発電所の1号機、2号機、3号機の炉心の燃料棒の損傷、冷却水の不足を報道していたと思えば、今日は、3号機、4号機の使用済み核燃料への給水騒動。

原子炉格納器内の燃料棒の溶融問題はどうなったの?わざと論点を移して情報操作しているように感じます(考え過ぎかな?)

■中性子線の測定はどうなったの?

3月16日には、一般新聞でも中性子線が原発正門で測定されたと報道されていました。中性子線は、核分裂にともなって発するのだから、原子炉格納器が損傷して漏れているか、あるいは使用済み核燃料が再臨界しているかの可能性があることになります。

ところが、その後、とんと中性子線の測定についての報道が消えます。へんです。

中性子線の測定報道は間違いだったの?

■3号機はプルトニウム使用のプルサーマルだということを、何故報道しないの?

プルトニウム燃料・MOx燃料を製造したフランスは、チャーター機をだして、自国民を無料で帰国させているのはなぜ?
このことを、どこのテレビも報じないのはなぜなの?

■テレビの原子力専門家は何故、中途半端なことしか言わないの?

素人でも不安に思う以上の質問を、なぜNHK、テレビ朝日、TBSのキャスターは解説者に質問しないのだろうか。最悪の事態はどういう事態で、その場合にどうなるのか、と何故質問しないのか?

だから、情報を隠している、と疑ってしまうのです。

■焼け石の水じゃないの?

今日のヘリコプターや放水車の給水は、テレビで観ていて、所詮、焼け石に水と誰もが思ったことでしょう。もちろん、やらないよりもマシですが、事態は何ら改善されない。

電源回復して、冷却機能を回復させるしかないのでしょう。電源取り込みの東電の作業が着手されたようです。一日も早い電源回復、冷却機能の回復を祈るしかありません。とはいえ、あれほどぶっ壊れた原子炉施設で、電源回復したとしても、冷却機能が復活するのでしょうか?

■出勤と原発クライシス

私のまわりでは、従業員や職員の出勤について論争が行われています。

現状の東京の放射線量が問題ないので通常出勤で良いという意見と、不安があるから様子見で出勤不要という意見です。労基法26条の休業手当の支払い義務との関係でも法律問題を生じさせます。

現在の都内の放射線量は危険ではありません。でも今後、生じるかもしれない最悪の事態(大量の放射性物質の飛散)の危険性はります。明日にでも起こるかもしれません。それでも出勤を通常通りすべきかどうかという問題は生じます。

東京の場合、福島原発で最悪の事態に生じても、放射性物質の到達は約10時間かかると言われています。したがって、都内であれば出勤しても自宅まで待避する時間的余裕があります(交通手段が動いていれば)。ということで通常通り出勤すべきということになります。

それでも何か起こるか分からないので不安。子どもの保育園に迎えにいけないなどの事情がある場合には、年休で休むしかないでしょうね。

私は、最悪の事態が生じるの可能性が、特に、この2~3日の間にあるかも、と思っています。個人としては、東京では屋内待避が命じるしかありませんから、職場で大停電のなかで屋内待避はつらいです。自宅にもどって屋内待避したい。そこで、不要不急の仕事をしている方は、無理して出勤される必要はないかと思います。

私は、裁判があるので、出勤せざるをえません。ですので、ここ数日、仕事を休んでも大丈夫な方々は、できるだけお休みされたほうが良いでしょう。仕事で外出せざるをえない人びとが、いざというときに自宅に待避できやすくなるからです。


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コメント

初めてコメントを書きます。医療労働運動に専従している者です。
記事中「労基法26条の休業手当の支払い義務との関係でも法律問題を生じさせます。」については、安全配慮義務との関係からの休業と理解しました。
その上で、計画停電における休業はどうでしょうか。行政の対応は早く、厚労省通達「計画停電が実施される場合の労働基準法第26条の取扱いについて(平成23年3月15日基監発0315第1号)」が出ています。
http://www.mhlw.go.jp/bunya/roudoukijun/other/110316.html
内容の妥当性について、コメントいただけないでしょうか。よろしくお願いします。

投稿: 労働運動家 | 2011年3月18日 (金) 01時23分

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