中山成彬(前)国土交通大臣の「日教組ぶっ壊せ・ガン」発言と日教組の憲法理解
■中山成彬という人は、何がそんなに日教組が憎いのでしょうか。
何でもかんでも日教組が悪いという観念を抱くというのは、ちょっと頭が偏りすぎて、まったく説得力がない。この人物は、物事を冷静に見ることができない人としか思えない。よくもこんな人物を大臣にしましたね。
このあたりの発言は、右派保守政治家が、ウケ狙いのパフォーマンスをしているのだと思っていました。が、彼らは、本気で、心底、そう思っているのですねえ。(せっかくなった大臣の椅子を棒にふったり、内閣にダメージを与えたりするのもじさないのですから。)
この人たちは、固執癖というかパラノイア的というか、病的な感じがして、これがキモイって感じですかね。
まったく、おつむが偏りすぎていて、「北朝鮮(共和国)」のイデオローグと同じに見えます。。。。まあ考えてみれば、同国は、戦前の神権天皇制・軍国日本のできの悪いコピーのようですから、両者の発想が似ていることに驚くこともないのかもしれません。
■他方、もっと驚いたのは、日教組の書記長が、テレビで、中山発言を批判して、「憲法21条の集会、結社の自由や表現の自由に反している」という趣旨の話していたことです。(ちなみに議員個人としては、中山センセイも一応、表現の自由を享受できます。大臣は国家機関ですから制約を受けて当然ですが。)
書記長は、なんで憲法28条の団結権保障と99条の公務員の憲法尊重擁護義務を言わないのでしょうか?
第28条 勤労者の団結する権利及び団体交渉その他の団体行動をする権利は、これを保障する。第99条 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。
こっちの日教組の書記長の発言の方がよっぽどビックリしました。日教組の憲法理解はどうなっとんじゃ?
・・・ なんだか、中山センセイが心配されるほど大した組合でもないんじゃないかい?
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