映画「靖国YASUKUNI」の日弁連、東京三会の試写会
■映画「靖国YASUKUNI」騒動
一部の国会議員(弁護士でもある稲田朋美議員ら伝創会)が文化庁を通じて、映画「靖国YASUKUNI」を事前に一部の国会議員に対してだけ試写会をするように求めたことに端を発した今回の映画「靖国YASUKUNI」上映中止騒動。
■憲法論-事前抑制
憲法論としては、国家権力の一部である議員が、行政機関(文化庁)を動かし、ロードショー前の映画について、一部の特定の国会議員グループに対する試写会を求めることが、表現の自由の「事前抑制」にあたらないか否かが問題になります。
■民暴-不当な圧力による抑制
民事介入暴力問題としては、威圧的かつ暴力的な活動(民間)によって、映画の上映が妨害されることを許して良いのかが問題になります。
■弁護士会のスタンス
弁護士会としては、靖国神社に対してどのような観点を持つかどうかとは関係はなく、映画「靖国」の上映が、国家権力の事前抑制によって妨害されたり、威圧的・暴力的な圧力によって中止に追い込まれることはあってはならないという見地から、試写会を行うものでしょう。
17日必着で申し込んで欲しいと言う、凄い急な企画です。是非、無事成功しますように。
第二東京弁護士会HPです。
↓
http://niben.jp/info/event20080423.html
| 固定リンク
「憲法」カテゴリの記事
- 憲法記念日前の「憲法世論調査」の分析-自衛隊憲法明記に3分2が賛成(2018.04.29)
- 驚愕の幹部自衛官ー統合幕僚監部の三佐が国会議員に「国民の敵だ」と罵倒(2018.04.18)
- 自民党「改憲案 9条の2」を解釈する(2018.03.26)
- ヘイト本と出版の自由-出版労連シンポジウム(2016.08.06)
- 野党「安保法案をあらゆる手段をもって成立を阻止する」-「民主主義の本質と価値」(2015.09.14)
この記事へのコメントは終了しました。
コメント