« 新人弁護士用 労働事件の研修 | トップページ | トンネルじん肺 3月30日 松山地裁判決勝訴 5連勝 »

2007年3月28日 (水)

トンネルじん肺 3月28日 徳島地裁勝訴判決

■勝訴判決

3月28日 徳島地裁は,トンネルじん肺国家賠償請求訴訟にて,国の規制権限不行使の違法性を認めて原告26名全員の請求を認める判決を言い渡しました。

判決は、規制権限の不行使の責任に関し、トンネル工事の粉じん対策が極めて不十分な状態であり、多数のじん肺患者が発生し、今後もじん肺患者が発生する危険性が高い状況にあったのであるから、労働大臣は、遅くとも①昭和35年4月の旧じん肺法制定の時点で,トンネル工事の坑内作業について散水措置を義務付けること、②昭和54年4月の粉じん障害防止規則制定の時点で,湿式削岩機と防じんマスク使用を重畳的に義務付けること、③昭和61年11月の時点で、トンネル工事の坑内の粉じん測定と結果の評価を義務付けること、を内容とする省令を制定すべきであったとして,国に対し、原告全員に対する一律220万円の損害賠償を命じた。

■議員会館での院内集会

28日午後5時から,国会の第一議員会館第1会議室にて国会議員の方々を招いて集会を行いました。トンネルじん肺根絶の賛同署名には,現在520名もの国会議員の署名をいただいています。

参加いただき,ご挨拶をいただいた議員の諸先生方は次のとおりです。

逢沢一郎議員(自民党じん肺議連会長),萩原誠司議員(自民党じん肺議連事務局長),北村茂男議員(自民党じん肺議連事務局次長)

漆原良夫議員(公明党,じん肺問題プロジェクトチーム座長)

仙石由人議員(民主党),末松義規(民主党)

穀田恵二議員(共産党),高橋千鶴子議員(共産党)

福島みづほ議員(社民党党首),日森ふみひろ議員(社民党),菅野哲雄議員(社民党)

田中康男氏 前長野県知事(新党日本党首)

このほかにも多数21名の議員の方々が顔をお出しいただきました。
国会議員の皆さんの動きについては前にも触れました。

http://analyticalsociaboy.txt-nifty.com/yoakemaeka/2007/02/post_c6bf.html

徳島地裁が国の責任を断罪したことにより,議員の先生方の確信がより深まったと思います。

明日3月30日,松山地裁判決です。また,金沢地裁は明日30日結審です。これに続けて,広島地裁,札幌地裁,新潟地裁は今夏には結審するでしょう。年内には判決が言い渡しがされます。東京高裁,福岡高裁,仙台高裁の控訴審も開始され,6月には東京高裁にて第1審原告の本人尋問が実施されます。

■現時点の原告らの解決要求

原告ら患者は、国が原告らに謝罪し、粉じん濃度の測定及び評価の義務付け等の適切な対策をとることを約束すれば、国に対する損害賠償請求を放棄し、各地裁にて国と和解して解決を図ることを表明しています。

厚労省はどこまで抵抗するのでしょうか。

徳島地裁の判決要旨,声明,原告らの解決要求などをアップしておきます。

判決対比表

「taihihyou.doc」をダウンロード

声明

「seimei07328.doc」をダウンロード

判決要旨

「tokushimahanketuyoushi.pdf」をダウンロード

原告団解決要求

「kaiketuyoukyuu.doc」をダウンロード

|
|

« 新人弁護士用 労働事件の研修 | トップページ | トンネルじん肺 3月30日 松山地裁判決勝訴 5連勝 »

裁判」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/104432/14445218

この記事へのトラックバック一覧です: トンネルじん肺 3月28日 徳島地裁勝訴判決:

» トンネルじん肺徳島地裁判決 4たび国を断罪 [ろーやーずくらぶ]
 トンネルじん肺訴訟で、徳島地裁(阿部正幸裁判長)は、28日、60年当時からじん肺防止のための措置を採るべきであったとして、国の責任を認め、原告26名全員に賠償を命じる判決を言い渡しました。徳島新聞その1 その2 四国放送 しんぶん赤旗  水口洋介弁護...... [続きを読む]

受信: 2007年3月29日 (木) 01時45分

» 女性の坑内労働の規制緩和 [女性の坑内労働の規制緩和]
労働基準法の改正により女性の坑内労働の規定が緩和されました(2007年4月改正)。 女性の坑内労働について、妊婦および産婦(申し出た者に限る)が行う業務ならびに省令で定める以下の業務を除き、女性も坑内労働が行えるようになります。 1 人力により行われる土石、岩石もしくは鉱物(以下「鉱物等」という)の掘削または採掘の業務 2 動力により行われる鉱物等の掘削または掘採の業務(遠隔操作により行うものを除く) 3 発破による鉱物等の掘削または掘採の業務 4 ずり、資材等の運搬もし...... [続きを読む]

受信: 2007年4月20日 (金) 10時49分

« 新人弁護士用 労働事件の研修 | トップページ | トンネルじん肺 3月30日 松山地裁判決勝訴 5連勝 »