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2007年2月11日 (日)

「国民投票法」の学習会の講師を引き受けてみて

■国民投票法の学習会の講師

依頼者の方から,国民投票法についての解説を依頼されて,目黒「九条の会」で,昨年21月,お話をしたことがあります。その内容がHPでアップされているのに気がつきました。

私の話をうまくまとめてもらっています。
  ↓
http://www.a9net-meguro.org/oookayama.htm

(ただし,最後の「ご一緒に頑張りましょう」とのフレーズは私の言葉ではありません。「ご一緒に」だけは勘弁。)

■改憲派を有利にする国民投票法案

あの国民投票法案(改憲手続法案)はあまりにひどい中身です。
改憲派が,改憲に向けたイニシアティブを握るための小細工をろうしています。

国民投票法案(与党案)の問題点
(1) 国民投票運動の制限
   ・公務員,教員の地位利用の罰則
   =2年以下の禁固
(2) 不平等,不公正な宣伝
   ・憲法改正案広報協議会(衆参各10名)
   =各会派の議員数により割り当て
        改憲派が改憲の宣伝・広報を行う。
   ・テレビラジオ新聞による意見広告
        憲法改正案広報協議会が政党の所属
       する国会議員の数を踏まえて「時間数・
       枠」を定める
(3) 有効投票の過半数
      =最低投票数を決めない

よほど改憲派は自信がないんですね。

■民主党のふがいなさ

もっとも,自民党はもともと改憲政党だから,腹も立たないけど。民主党が,こんなひどい改憲手続法に賛成していることには腹が立ちます。(憲法改正したいという意見は意見としてあってもいいけど…。【僕だって,こんな「偽善憲法」は,どうかと思います。】が,しかし,それにしても,こんなひどい改憲手続法って,そりゃないでしょう。)

改憲したいなら正々堂々,自由な国民投票をしましょうよ。それが民主主義でしょうが。民主党の憲法調査会会長である枝野氏は弁護士出身なのにね。ひどいもんだ。まあ,弁護士出身の国会議員といっても,西村氏などいろんな議員がいますからね。

まったく,デモクラットの名が泣きますね。(もっとも,民主党の議員が自分がデモクラットと思っているわけないか…)。

この程度の野党第一党しかもてないのが,日本国民の不幸です。こんな民主党だから,愛知知事選でも,共産党候補に票を食われて,勝ちきれないのですがな。愚かしい。

早く「第二自民党」と党名を替えれば良いのに。でも,「同じ保守なら自民党の議員の方がずっと魅力的で,まともだ。」との評判です(ホント。秘書のレベルが違うし,要請にいったときの議員事務所の感じがよいそうです。みんな(弁護士でなく,依頼者たち)が,そう言っているのよ。)。

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