労働契約法制「素案」
■労働契約法の素案-労政審労働条件分科会
11月21日の労働政策審議会労働条件分科会にて,「今後の労働契約法制について検討すべき具体的論点(1)」(素案)が提出されました。
↓
「roudoukeiyakusoan06y21.pdf」をダウンロード
就業規則法理と整理解雇法理が特徴点です。判例の確認という趣旨でしょう。
また,日経が大々的に報じた解雇金銭制度については,「労働審判制度の調停,個別労働関係紛争制度のあっせん等の紛争解決手段の状況を踏まえつつ,解雇の金銭解決の仕組みに関し,さらに労使が納得できる解決方法を設ける」と玉虫色(?)の表現になっています。
■着地点が見えてきたの?
欲を言えばきりがないですが,とにかく,「検討の対象」とすることができる「素案」が出たという評価でしょうか。
もっとも,まだ「論点」ですので,今後の成り行きについては,使用者側の反応が気になるところです。今朝は時間がないので,コメントは以上です。
問題は労働時間法制との関係でしょうね。
| 固定リンク
「労働法」カテゴリの記事
- フリーランス新法と労働組合(2023.04.28)
- 「労働市場仲介ビジネスの法政策 濱口桂一郎著(2023.04.13)
- 「フリーランス保護法」案の国会上程(2023.02.26)
- 働き方開殻関連法の労組向け学習会(出版労連)(2018.10.07)
- 改正民法「消滅時効」見直しと年次有給休暇請求権の時効(2018.06.06)
コメント