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2006年11月21日 (火)

労働契約法制「素案」

■労働契約法の素案-労政審労働条件分科会

11月21日の労働政策審議会労働条件分科会にて,「今後の労働契約法制について検討すべき具体的論点(1)」(素案)が提出されました。
    ↓
「roudoukeiyakusoan06y21.pdf」をダウンロード

就業規則法理と整理解雇法理が特徴点です。判例の確認という趣旨でしょう。

また,日経が大々的に報じた解雇金銭制度については,「労働審判制度の調停,個別労働関係紛争制度のあっせん等の紛争解決手段の状況を踏まえつつ,解雇の金銭解決の仕組みに関し,さらに労使が納得できる解決方法を設ける」と玉虫色(?)の表現になっています。

■着地点が見えてきたの? 
欲を言えばきりがないですが,とにかく,「検討の対象」とすることができる「素案」が出たという評価でしょうか。

もっとも,まだ「論点」ですので,今後の成り行きについては,使用者側の反応が気になるところです。今朝は時間がないので,コメントは以上です。

問題は労働時間法制との関係でしょうね。

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