9/11 労政審労働条件分科会
9月11日午後5時から労働政策審議会労働条件分科会が開催されました。
厚労省事務方から「労働契約法制及び労働時間法制の今後の検討について(案)」ほかの資料が提出されました。従来議論されてきた各論点について,「検討を深めてはどうか」という内容です。
目新しいところは,総則部分で,「使用者は,労働者が安心して働くできるように配慮すること」という文章があります。安心とは,安全配慮のほか,いじめ,嫌がらせ,パワハラが含まれる広い概念ということです。
安全配慮義務を認めた著名な最高裁1975年判決は,(労働者が)「安んじて誠実に履行するためには」,(使用者が労働者に対して)「安全配慮義務を負い,これを尽くすことが必要不可欠」だと判示しています。「安んじて」とは「安心して」ということですね。
次回分科会は次の日時です。
平成18年9月19日(火)17時00分~19時00分
以上
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コメント
初めまして。
「労働契約法制及び労働時間法制の在り方」についての記事
http://henry.exblog.jp/5666416/
の中で、リンクさせて頂きました。
投稿: JUDY | 2006年9月13日 (水) 10時54分