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2006年7月23日 (日)

<教育の自由を勝ち取ろう> 7・22集会

7月22日 18:00~ 豊島公会堂
小森陽一 VS 有馬理恵
崔 善愛(チェ・ソンエ)のピアノとトーク

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■東京都の「日の丸・君が代」起立斉唱の強制
東京都教育委員会は、2003年10月23日、都立高校に「日の丸・君が代」を強制する通達を出しました。校長は教師に対して卒・入学業式等で「日の丸・君が代」の起立強制を命じ、これに反した場合には、戒告処分、嘱託教師には更新しない不利益、嘱託の不採用の不利益を課しています。詳細は以前のアップしたブログを参照下さい。
   ↓
http://analyticalsociaboy.txt-nifty.com/yoakemaeka/2006/03/post_1ed6.html

■教育基本法の改悪
通常国会に教育基本法「改正」案が提出されました。今までの教育基本法を180度変更して、政府の教育内容の介入を可能とする法案内容です。次の臨時国会でも最大の問題になります。
    ↓
http://analyticalsociaboy.txt-nifty.com/yoakemaeka/2006/05/post_d05c.html

中曽根元首相が、「2010年までに憲法改正、その前に教育基本法を改正する」と発言していました。自由民主党をはじめとした右派のみなさんが悲願達成を、と強力に運動を強めています。

■教育と「個人の尊重」って本当は難しい?
集会は、原告たちが、ステージ上で、現在の都立高校の教師や生徒の自発性や自主性を軽視する実態を告発した後、小森陽一氏(文学者)と、有馬理恵氏(俳優)の学校についてのトークがありました。このトークが面白かった。

「私の通った学校では、ひどい校則を強制する教師がいました。そのときは反論できなかった。おかしいって感じても言葉にできませんでした。」て。「おっと、日の丸・君が代と、どうつながるのか?」って、面白いワクワク・ドキドキのトークでした。お二人のトークには「自由な風」を感じましたね。

有馬氏のような美しい女性の「きもちわるー」って表現に、初めて接しました。こう言われると男どもは立ち上がれないでしょうね、きっと。

以下、少し余計な話しもありますが、続きを読みたいと思う方はどうぞ。

■日本人集団内部のルール 学校版
有馬理恵氏は、1972年生まれの女優さん。和歌山県の公立中学での出来事。厳しい校則があり、教師たちからひどい取扱いを受けたことなどが話されました。髪やスカート丈の校則は良くある話しです。

でも、驚いたのは女生徒の身体測定のときに、ブルマーをはけるのは生理中の女生徒だけ。ところが年頃の女生徒は皆、恥ずかしいのでブルマーをはいて身体測定を受けた。すると、教師が本当かどうかをブルマーの中に手を入れて生理中かどうかを確かめたというのです(もちろん、女性教師ですが)。

女生徒たちは、「おかしい」と思ったのですが、何も抵抗もできなかったのです。後から、これを知った保護者が学校にクレームをつけて大問題になったそうです。
すると、あれほど威圧的であった教師が、手のひらを返すように、「ブルマーをはいていいからね」と猫なで声で、にこやかに話したということです。

■キモチ ワルッ
これを聞いた有馬さんは、「キモチ ワルッ」と思ったそうです。「怒り」モードでなく、「キモチ わる~い」と言う感性を新鮮、かつ不思議に感じました。

私だと「激怒!」「怒髪天!!」「怒り心頭!!!」モードになるしかないです。「何で『キモチ ワル』ですむの?」。正直言ってよく理解できないです。

でも、しばらく考えて、ひょっとしたら「呆れて物も言えない」ていう心理状態なのかなあと想いました。それを「キモチワルイ」って表現するのでしょうかね。
今時の若い人って怒れないから、感情表現が、わかりにくくて複雑なのでしょうか。

■大苦笑
ちなみに、有馬さんによると、「この校則を厳しく適用した『キモチワルイ』先生たちが、今では『九条の会』をやっています」ということです。

ここで場内、大爆笑...じゃくて、大苦笑でした。(いやあ、面白い。)

■学校って
学校というのは、みんな同じことをするのが好きですね(小森陽一氏談)、っていうか、日本人の集団って、その集団内のつまらん基準を押しつけがちです。
小森陽一氏は、「日本の学校って、軍隊が基本。教室の広さは軍隊の兵舎と同じ寸法だ」って話してました。そして「戦後は憲法九条ができたから、現行教育基本法のもとで、軍隊から切り離されたはず。でも組合の勘違い教師たちにも、集団のルールで縛り付けようとしている連中がたくさんいるのだ」だと言っていました。この人もおもろい人だなあ。(有馬氏は、「いえいえ、その6人の教師のうち、組合に入っていたのは2人だけです。」ってなんだか、変な取り繕いをしていました。)

■弁護団報告
集会では、弁護団を代表して、若手のホープである川口彩子弁護士が、たおやかに訴訟の報告をされました。予防訴訟の判決日は9月21日です。

■慰労会にて
集会の終わった後、原告の教師の方と話しました。「有馬さんの話しは確かに耳が痛い話しだったなあ。弁護団の中にも、高校時代にパーマ髪を教師にハサミで切られた女性弁護士が『なんだ、お前らだけが内心の自由化かよっ』て怒っていたいましたなあ。僕らも、教育の自由を、改めてまた考え直してます。」っておっしゃていました。原告らは、よい教師だなあ。

僕も、娘の学童保育の子どもたちを連れて、でキャンプに行ったときのことを思い出して、次のような話しをしました。

山の中のキャンプでカレー作りを教えていて、暗くなってきた。ところが、集合の合図に従わない男の子たち。高学年の男のくせに、小さい子どもたちをほったらかしててんでんばらばらで遊びほうけ。こいつらは優しく話しても言うことを聞かない(うちの娘は声を荒げずとも、素直に聞く良い子たちでした(昔は)。そんな素直な我が娘しか知らなかったので、この男の餓鬼どもに、私は「怒モード」!。)そこで、軍隊調で「おい!お前ら。こっちこい!」と一喝。すると、男の子たちがピット背筋を伸ばして、おまけに目をきらきら輝かせて、こっちを注目します。いやあ~気持ちよかった。俺たちって、そういう面もあるよね。

って話しをすると、集会を主宰した「なんだかのネットワーク」(例の、しなやか↑?、ネットワーク↑?だか語)の女性たちから、「だから男は駄目よ。」と怒られました。そうかな~。一緒に呑んでいた小森陽一氏からも、「そうだ。そうだ。こういう奴がいるから、男はいつまでも駄目なんだよ」とか、おちょくられました。

「でも、今さら言われても、生まれ変われないのだから仕方ないじゃん…。」ってぼやくと、「何言っているの。今からでも遅くない。ココロを入れ替えなさい」と、またまた女性陣に厳しく叱られました。トホホ・・・

いろんな人がいて面白いです。

■ピアニスト 崔 善愛(チェ・ソンエ)さん
チェさんは、指紋押捺拒否をして10数年間、最高裁まで裁判闘争をした在日韓国人の方です。最高裁まで争って敗訴でした。でも、運動が広がり指紋押捺制度は廃止されました。

チェさんは、ポーランドの愛国心を訴えたショパンの曲を弾きました
「ショパンのポーランドへの愛国心と、日本人の愛国心ってどこが一緒でどこが違うのだろう」

というテーマでお話をされました。その中で、在日韓国人三世のチェさんが「私の国」を思うと、やはり「日本」なんだと思うという話しをされたのは意外でした。

チェさんは、岩波ブックレットで本を出されています。この集会で購入して、私は本日読みました。良い本です。是非、お読み下さい。

そのチェさんは、池袋の若者向けの居酒屋で行われたの懇親会にも参加されていました。物静かで、何もごとにも動じない、本当の強さを感じさせる美しいピアニストでした。

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