映画「あんにょん サヨナラ」 東京法律事務所9条の会
本日、東京法律事務所の9条の会で、<あんにょん サヨナラ>の上映会を催しました。
私の事務所の若手の弁護士や事務局が熱心に9条の会に取り組んでいます。
内容は次のWEBでも紹介されています。
↓
http://www.gun-gun.jp/document.htm
戦前の朝鮮にて、軍事徴用された朝鮮人が中国で戦病死した。靖国神社が彼を合祀をしていた。それを戦後知った娘(李熙子 イ・ヒジャ)さんが合祀を撤回しろと靖国神社に求め続けています。この李熙子(イ・ヒジャ)さんたちの活動を通して、アジア太平洋戦争で日本の侵略戦争の罪を明らかにするドキュメンタリーです。
この運動を支援する日本人の市民団体の活動も映し出されます。合祀撤回を訴える若い日本人女性が右翼に殴られます。そこに「靖国神社」の本当の姿が映し出されたのです。女性を殴って恥じない日本人男性(←誤解されないよう。みんながみんなそうではない。傾向的に右の方々に多いが、中、左にもおり、政治的傾向とは別です。両親の育て方の問題でしょうね)。その象徴が「靖国神社」なのでしょう。
「自由」と「平和」の敵が誰なのかを雄弁に物語ってくれます。
昭和天皇は、靖国神社にA級戦犯が合祀されることに反対の意思を持っていたと報道されました。もっとも、これは何も今、はじめて明らかにされた事でなく、通説でした。
でも、あえて今、日本経済新聞が証拠資料があることを報道した背景には、おそらく財界の指示があったのでしょう。中国市場を失うのは財界の利益を害するからです。
また、昭和天皇がA級戦犯を嫌悪する理由は、侵略戦争に対する反省や平和を願ってのことではありません。その理由は、負け戦を続けた戦争指導者の無能さを嫌っただけなのでしょう。古今東西、君主というものは身勝手なんだと思います。
未だに昭和天皇の一言が政治や国民意識に影響を与える日本社会の現実。そして、それを政治的に利用しようとする勢力がいるということは忘れてはいけないこだと思います。
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