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2006年4月 8日 (土)

読書日記 「2001+5」 星野之宣著 コミック

    双葉社  コミック 
        2006年2月28日初版
        同年4月6日読了

SF漫画です。同じ漫画家の「2001夜物語」所収の「われはロケット」という短編の続編「夜の大海の中で」が入っています。

■あらすじ
「われはロケット」というSF漫画は、恒星間渡航技術を取得前の人類が、「カーク」と名付けられた人口知性(コンピューター)を登載した化学エンジン登載の旧式宇宙船(「ディスカバリー号」)を地球外知的生命探査のために打ち上げる。

「カーク」は学習能力をもった人口知性で、孤独に耐えられない感情をもってしまった可哀想なコンピューター。暗黒の宇宙空間の孤独に悩みつつ宇宙の旅を続ける。

その「カーク」を開発した女性科学者が、後に恒星間渡航エンジンを登載した超時空宇宙船でカークのロケットに追いついてしまう。科学者は「カーク」の孤独の旅がまったくの無駄になってしまったことを哀れみ、人類の科学技術の進歩を知らせずに、そのままロケットを放置する。

それで、「カーク船長」は、航星日誌に、「こちらカーク船長、宇宙歴○○○○年…」と記録しながら孤独の旅を続ける…

続編の「夜の大海の中で」は、カークは、宇宙の果てで素晴らしい伴侶を得て、その苦しく孤独な旅に報われるのです。
メデタシ、メデタシ…というストーリーです。

■どこが面白いって?
SF好きでないと「何が面白いんじゃ?」と言われますかね?

でも、SFファンなら、とても楽しめます。
「カーク船長」は「スタートレック」ものだし、「ディスカバリー号」は、アーサー・C・クラークの小説、キューブリックの映画で有名な「2001年宇宙の旅」で、コンピューターは「ハル(HAL)」。
そして「われはロケット」という題名はアシモフの「われはロボット」という古典SF小説を思い浮かべます。それだけで楽しくなります。

■星野之宣という漫画家
星野氏の絵は大変に美しいです。漫画というよりイラストに近い絵柄です。SFの硬質のイメージにぴったりです。女性キャラクターをきわめつけに美しく描きます。
また、無常観を描くSF漫画家です。ちょうど、亡き光瀬龍というSF作家のような感じです。宇宙戦争のようなドンパチはあまり描かない地味な作風ですが、私の大好きな漫画家です。ちなみに、テレビドラマになった「宗像教授伝奇考」の原作者でもあります。
            ↓

http://www.futabasha.co.jp/?isbn=4-575-93996-X
       

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