双葉社 コミック
2006年2月28日初版
同年4月6日読了
SF漫画です。同じ漫画家の「2001夜物語」所収の「われはロケット」という短編の続編「夜の大海の中で」が入っています。
■あらすじ
「われはロケット」というSF漫画は、恒星間渡航技術を取得前の人類が、「カーク」と名付けられた人口知性(コンピューター)を登載した化学エンジン登載の旧式宇宙船(「ディスカバリー号」)を地球外知的生命探査のために打ち上げる。
「カーク」は学習能力をもった人口知性で、孤独に耐えられない感情をもってしまった可哀想なコンピューター。暗黒の宇宙空間の孤独に悩みつつ宇宙の旅を続ける。
その「カーク」を開発した女性科学者が、後に恒星間渡航エンジンを登載した超時空宇宙船でカークのロケットに追いついてしまう。科学者は「カーク」の孤独の旅がまったくの無駄になってしまったことを哀れみ、人類の科学技術の進歩を知らせずに、そのままロケットを放置する。
それで、「カーク船長」は、航星日誌に、「こちらカーク船長、宇宙歴○○○○年…」と記録しながら孤独の旅を続ける…
続編の「夜の大海の中で」は、カークは、宇宙の果てで素晴らしい伴侶を得て、その苦しく孤独な旅に報われるのです。
メデタシ、メデタシ…というストーリーです。
■どこが面白いって?
SF好きでないと「何が面白いんじゃ?」と言われますかね?
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